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日本におけるハイパーカジュアルゲームの可能性

投稿日 September 17, 2021
By Team InMobi

世界中の国々と同様に、日本でもスマートフォンのカジュアルゲーム、とりわけハイパーカジュアルゲームが大人気となっている。日本は、ゲーム史において、世界の中心となってきた特別な国である。なぜ日本でも、こうしたジャンルのゲームが人気となっているか、その理由を探ってみたい。 

日本のゲームの歴史 

家庭ゲームの王者といえば、ソニー、任天堂がまず挙げられる。過去何十年にも渡り、その座に君臨を続けている。 

1980年代には、パックマンやドンキーコングなどの時代を創り出したタイトルがアーケードゲームから登場した。 

近年においては、ソニーのプレイステーション、そして任天堂のコンソールゲーム機。そして永遠の名作ゲーム、マリオ、ゼルダ、ポケモン、、、と枚挙にいとまがない。 

日本におけるモバイルとゲーム 

日本は世界で最も早く携帯電話が普及した国の一つであり、インターネットに接続できるタイプの携帯電話は1999年頃から、3Gネットワーク対応の携帯電話は2001年頃から、普及してきた。  

現在、国内のスマートフォン使用者数は9,400万人を上回り、世帯普及率は96%となっている。 

4Gの契約件数は1億3,600万超となっているが、これは総人口が約1億2,600万人の国にとってはかなりの偉業である。 

スマートフォンゲームについては、2つのトレンドが見てとれてきた。 

第一に、日本のスマートフォンゲームの大半は、日本のゲーム会社が開発したこと日本国内向けのゲームであり、さらには大半のゲームは広告ではなく、アプリ内課金(すなわち、ルートボックス)を通して収益を得た。  

このモデルは全体的に成功したことが証明されている。2014年には、世界のスマートフォンゲームの全収益の29%が日本からもたらされた。中国からは7%、韓国からは8%であった。  

しかし、この状況はここ数年のうちに大幅に変化している。日本市場にグローバルの大手ゲーム会社が続々と参入を始めたのである。このことは、カジュアルゲームとハイパーカジュアルゲームの更なる普及につながり、そのことは次に、日本のゲーム会社が消費者にトレンドをよみとって、このスタイルのスマートフォンゲームにチャレンジすることにつながった。 

日本のスマートフォンゲームの現状  

今日、任天堂やバンダイナムコなどの代表的なゲーム会社もスマートフォンゲームに積極的に取り組み、人気キャラクターを用いた無料カジュアルゲームのタイトルをリリースしている。 

とりわけこのトレンドの最も典型的な例となったのが、ポケモンである。ポケモンは長年にわたりコンソールのみのタイトルであったが、今やポケモンのゲームでおそらく最も幅広くプレイされているのは「ポケモン GO」であろう。2016年にリリースされた「ポケモン GO」は、その当時革命的であったAR機能を取り入れた。 

日本のスマートフォンゲームの革命児と言えるのがITIである。同社は、「レスキューカット(Rescue Cut)」や「ゴルフネスト(Golf Nest)」など、世界中で大人気のハイパーカジュアルゲームを幾つか開発している。そして、これらのゲームは、日本国内のみならず全世界で人気が高いことである。カヤック(Kayac)もまた、日本のスマートフォンゲームの成功者である。 

「パークマスター(Park Master)」などの同社のハイパーカジュアルゲームのタイトルは最近、世界中で成功を収めている。  

2019年までには、日本の無料モバイルゲームの46%近くがハイパーカジュアルのタイトルとなった。この数字は、米国(ほぼ72%)ほどではないが、それでも2017年の11%弱からは大きな伸びを示したである。 

日本のスマートフォンゲームの将来 

米国などの市場では、ハイパーカジュアルゲームのタイトルは、App StoreやGoogle Playのランキング上位を独占するようになり、多くの広告収入を上げるようになっている。日本はまだそこまでの状況となってはいないが、現在のトレンドが継続すれば、近い将来には現実のものとなる公算が大きい。日本および全世界のゲーム業界においては、コナミなどの大手企業ならびにITIやカヤックなどの新興ゲーム企業のカジュアルゲームタイトルの活躍が続き、2022年以降も継続するであろう。  

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